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静岡県富士宮市を中心に手作りの温もりを大切にする、布と学生服の店|望幸

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温もりブログ

肌身離さず御守りを!御守り袋作りました 御守り結びも自分で挑戦
2020年12月24日 手芸  手作り小物  手縫い   
気が付けば2020年も残りわずかとなってまいりました。

先日、浅間大社へと師走大祓(しわすのおおはらい)の人形を納めに行って来ました。

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12月31日午後4時(浅間大社 東回廊南 祓所)にて行われるのですが、
大祓は、1年間の様々な災いや、知らず知らずの内に心身についた罪穢れを祓い清めて、清々しく新年を迎えようと古くから行われてきた神事です。
氏子また全国の崇敬者の身代わりとして寄せられた人形(ひとがた)を、大祓詞を奏上し大麻で祓い清めて下さいます。

浅間大社へ行くと社務所へおみくじや御守りを授かりお参りさせていただいています。

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お守りとは幸運や厄除けなどを願い、人々が日常的に携帯することでそのご利益を受けられるとされるもので、祈願されたお札を様々な形や素材で包み装飾しています。
主に神社や寺院で授かるものは、綺麗な和柄の御守り袋に入れられています。

お守りは持っているだけで願いが叶う、魔法の道具ではありません。
願いを叶えるために努力する姿を見守ってくださいという、いわば宣誓を自覚するアイテムと言えるでしょう。
つまり神仏に見届けてもらうという謙虚な気持ちで、努力を継続させる心を育む役割を担っているのです。


社務所へおみくじを。

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こちらのおみくじは、十種類の縁起物のお守りのいずれかが入っているおみくじです。


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御守りは肌身離さず常に財布やバッグなどに入れ持ち歩くことで、ご利益を授かりやすくなると言われますし、せっかく授かった御守りなので、粗末な扱いにならないようにという気持ちも込めて自分で御守り袋を作ってその中にこちらを入れて持ち歩こうと思います。

帯地で作るのは難しそうでしたので、綿のプリント生地で作ろうと思います。

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薄手の接着芯がお手元にありましたら、接着芯を使うと薄手の生地でもしっかりしますのでオススメです。

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1.生地にアイロンで接着芯を固定します



接着芯をアイロンで固定する時は、アイロンは動かさず、アイロンを押し付けるようにしながら少しづつずらして下さい。

2.生地を切り出し、輪を作ります

8cmX15cm(縫い代5mmづつ込)

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横8cmの部分を縫い合わせ、輪を作ります

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3.輪を畳み、縫い始めの部分に待ち針をします

まず、縫い合わせた所を下にします

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上になっている部分を三つ折りにします

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下にしていた縫い合わせた部分で、先ほど三つ折りにした所をくるむようにします

待ち針をする時に、縫い線のところに内側の三つ折りした生地を一緒に縫わないように気をつけて待ち針をして下さい。

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4.脇を縫います

3で待ち針をした縫い線を少しずつ縫い進めます。

内側の三つ折りにしていた生地を引っ張り出しながら少しずつ縫い進めます。

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縫っていくと、縫い始めの部分が出てきますが全部縫ってしまうと表に返せなくなってしまいますので、返し口は開けておいて下さい。

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表に返したら返し口を縫い合わせます

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表に返す時に目打ちやピンセット等があると作業がしやすいと思います。

表に返したらアイロンをかけて形を整えます

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まず片側を縫い合わせます。

上の部分を2cmほど開けて縫って下さい。

生地が厚くなっているので、待ち針で留めるよりも仮止めクリップを使うと留めやすいと思います。
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片側が縫えたらおみくじのお守りを入れて、同じように縫い合わせます。

神社にあるお守りの中には一体、何が入っているんだろうと気になる方もいらっしゃるかと思います。
そのお守りの中身ですが、一般的には紙や板、布で作られた小さな御札が入っているそうで、
そこには“神様のお名前”や“祈りのお言葉”などが書かれているそうです。

神棚がご自宅やお仕事場にある場合は、神社やお寺で頂いた御札を祀っていらっしゃると思うのですが、御札を肌身離さず持ち歩くにはちょっと大きいので、小さい御札をお守り袋に入れて、持ち歩くようになったそうです。

御札以外に、小さな神様の像や御神木などが入っているものもあるそうです。
いずれにしても“御神体”が入っていることになります。
このような“お守りの中身”のことを
『内符(ないふ)』
と言うそうです。

この『内符』が小さな袋などの中に入っています。

この『内符』を実際にご覧になってみたい!という方、もしかしたらいらっしゃるかも知れません。
でも、中身は開けてはいけないそうです。
その理由ですが、お守りには神様や仏様が宿っていらっしゃいます。とても神聖なものです。
また開けてしまうことで、汚れてしまって、神様や仏様のお力が弱ってしまうそうなので、今回作るお守りも中身が開けられないように作りたいので、中に入れるお守りはこの時に入れて頂きたいです。

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5.上を折り込みます

角を中に折り込みます

この時に目打ちがあると角がしっかり中に折り込めるので、作業がしやすいと思います。

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6.御守り結び

5で折り込んだ部分に御守り結びをした紐を通しますので、まず紐に御守り結びを施します。

使う紐は、唐打ちも江戸打ちも1mm太では違いがわかりずらいのですが、正確には江戸打ちは「8打ち(やつうち)」、唐打ちは「16打ち(ジュウロクウチ)」という組み方で編んでいます。 数字はそれぞれの糸の数で編んでいるということですので、江戸打ち紐ではなく、唐打ち紐を使うと、江戸打ち紐よりも唐打ち紐の方が編んでいる糸の数が違うということもあり、紐が伸縮しにくいのでしっかり結えると思います。

今回私が使う唐打ち紐は、望幸でも取り扱っているこちら、

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小さな袋物の紐としてはもちろんですが、チャイナボタンを作ったり、編んでアクセサリーにしたりも出来ますので、オススメです

太さは約1mm

全20色ありますので、お好みで色んな色をお試し下さい。

今回使用するのは5mの商品ですが、沢山作りたい方やアクセサリーを作りたい方には30m巻もありますのでそちらを使って頂くと無駄が出ないかもしれません。

まず、紐を約65cmに切り、半分に折ります

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この時にバインダーがあると紐の先を挟んでおけるので便利です。

上から15cm位のところで待ち針や仮止めクリップで紐を紐が結んでいる時に撚れないように固定します。

この時に紐が撚れてしまうと結びにくくなったり、形がキレイにならなかったりするので、注意してください

①下の輪になっている部分を左へ。

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この時に、右の輪は後から調節が出来ますが左の所の紐が少し長めの方が結び安いと思います。

②次に、真ん中の紐が重なっている部分を持ち、右側の輪を半転させて、真ん中の下になっていた部分の紐が上にくるようにします

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③左の輪を、紐の下をくぐり、右の輪の中に通す

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④ ③で右に通した紐を左へ

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⑤ 左へ倒した紐を、上から左の輪の真ん中へ通します

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⑤で通した輪の部分を右に軽く引き締め、中央の紐も軽く引き締めると形が作りやすいです

⑥ ⑤で通した紐を上へ。輪に中央の紐を下から上へ通して左右の輪の大きさを整えます

中央の結びめをしっかり引き締めて下さい

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⑦ 飾りを裏にして、⑥で中央の紐を通した輪を、2本の紐の下へ通します

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そして表に返して、もう一度形を整えたら完成です

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7.紐を通します

目打ちで穴を開け、紐を通します

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8.紐が外れないように固定します

紐が外れないように、かた結びをしました

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10.完成

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サイズは中に入れるものにもよりますが、

生地だけではなく、フエルトでも簡単に作ることが出来ますよ

望幸のぬくもりブログの

いよいよ明日はセンター試験!新たな道に挑むみなさんへ お守り作りませんか?フエルトなら簡単です!好きな形で作りましょう

というブログにて可愛いフエルトのお守りの作り方もご紹介してますので、こちらも是非ご覧下さい