このページを編集する

静岡県富士宮市を中心に手作りの温もりを大切にする、布と学生服の店|望幸

お問い合わせは電話番号0544264153までお願いいたします。

6月の歳時記

| 1月  | 2月  |  3月  4月  |  5月 |  6月 |  7月 |  8月 |  9月 |  10月 |  11月 |  12月 
6月の歳時記

夏越大祓

夏越大祓というのは年6月と12月の年2回行われる我が国固有の神事です。

6月は夏越大祓(なごしのおおはらい)といわれています。

半年の間に国内に生じた諸々の災禍や、知らず知らずの内に心身についた罪けがれを、神の霊力によって祓清め、残りの半年を国家安泰で、国民も清々しい心で過ごそうと願いが込められます。

夏越に行われる茅輪(ちのわ)くぐりは堅い地表を破って現れる茅(かや)の芽に強い力があるとし。その力で罪やけがれを祓い清め厄災を免れようとしたお祓いの一種です。

富士山本宮浅間大社では6月30日16時から大祓式が行われます。
あまり、知られていないのですが、大きな茅で作った茅輪(ちのわ)をくぐり厄を避けると言うものです。
大祓というのは年6月と12月の年2回行われる我が国固有の神事で、6月に行われるのは夏越大祓(なごしのおおはらい)といわれています。

半年の間に国内に生じた諸々の災いや、知らず知らずの内に心身についた罪けがれを、祓い清め、残りの半年を国家安泰で国民も清々しい心で過ごそうと願いが込められます。

また、堅い地表を破って現れる茅(かや)の芽に強い力があるとされ、その力で罪やけがれを祓いめ厄災を免れようとしたお祓いの一種です。

父の日

父の日は、6月の第三日曜日で父に感謝を表す日ですね。

父の日は1909年にアメリカ・ワシントン州スポケーンのソノラ・スマート・ドッドが、男手一つで自分達を育ててくれた父を思い、教会の牧師にお願いして父の誕生月である6月に礼拝をしてもらったことがきっかけと言われています。

ソノラ・スマート・ドッドが子供の頃、南北戦争に父ウィリアムが召集されました。残された子供6人は母が一人で育てていましたが、ウィリアムの復員後まもなく過労が元で亡くなってしまいました。
それ以来、兄妹たちは男手一つで育てられましたが、ウィリアムも子供達が皆成人した後、亡くなってしまったのでした。

心を痛めたソノラ・スマート・ドットは母の日があることを知り、父の日もあるべきだと考え「母の日のように父に感謝する日を」と牧師協会へ嘆願して最初の父の日の祝典は、その翌年の1910年6月19日に始まりました。

1916年、アメリカ合衆国第28代大統領ウッドロー・ウィルソンが、スポケーンを訪れて父の日の演説を行い、これにより父の日が認知されるようになったようです。

1966年、アメリカ合衆国第36代大統領リンドン・ジョンソンは、父の日を称賛する大統領告示を発し、6月の第3日曜日を父の日に定め、1972年になり、アメリカで正式に国の記念日に制定されました。

母の日の花がカーネーションなのに対し、彼女が父の日に父親の墓前に白いバラを供えた事から、父の日にバラが送られるようになったようです。

日本では1950年ごろから知られるようになりましたが
実際に普及するようになったのは1980年ごろからのようです。

ジューンブライド

「6月の花嫁」「6月の結婚」を意味する「ジューンブライド(June Bride)」は、多くの女性が憧れる結婚式として有名です。
6月のジューンブライドに結婚する花嫁は幸せになれるという言い伝えは有名ですが、日本の6月は、梅雨の時期で、新緑を迎えた暖かい季節ではありますが、
雨が多いため結婚式に適した月とは言えないため、昔は6月に結婚式を挙げるカップルは少なかったようです。
それでは、6月に結婚式を挙げる「ジューンブライド」にはどのような意味があるのでしょうか。
ヨーロッパが起源であるジューンブライドの由来には3つの説があります。
今回は、その由来を紐解いていきましょう。

ジューンブライド(June bride)とは? どんな由来・意味があるの?



1.ローマの神話の女神「JUNO」を由来とする説

1つ目の由来は、ローマ神話の主神・ユピテルの妻である女神JUNO(ユノ)を由来とする説が最も有力です。
彼女は、結婚や出産、育児の象徴とされており、女性と家庭、子どもを守る女神・守護神としてとして古来よりあがめられてきました。
ローマ神話では、1月~6月までにそれぞれの月を守る神がおり、その中でユノが守護する月は6月です。
6月は英語でJune、ユノはアルファベットでJUNOと書きます。
このことからも、ユノが6月の英語名ジューンの由来になっていることが分かるでしょう。
そのようなこともあり、6月に結婚するとJUNOに祝福されて、一生涯幸せな結婚生活ができると言われていました。

2.ヨーロッパの気候・季節でこの時期が1番適していたとされる説

2つ目はヨーロッパの気候。ヨーロッパでは、6月は1年間で最も雨が少なく、天気の良い日が多い時季にあたります。
天気にも恵まれ多くの人に祝福してもらえることから、6月に結婚式を挙げると幸せな結婚生活を送ることができるだろうという説が生まれました。
また、6月は「復活祭」がある季節で、ヨーロッパ全体がお祝いモードの雰囲気です。
多くの人から祝福されることによって、6月に結婚すると幸せになれるだろうという言い伝えもあります。

3.結婚が解禁される月になるという説

昔のヨーロッパでは、農作業の最も忙しくなる時期が3月、4月、5月の3ヶ月間といわれておりました。
そのため、3月、4月、5月の3ヶ月間は農業の妨げになるため結婚が禁止されていたと言われています。
結婚が解禁され、みんなの祝福が受けられる6月に、結婚を待ちわびていた多くのカップルが結婚式を挙げたことをジューンブライドの由来とする説がでたのです。
そんなことから6月は農作業が落ち着き、多くの人から祝福される結婚式が行うことができ、そのため幸せになれる、と言われていたようです。
そうとはいえ、本当に結婚式が禁止されていたのかも定かではありません。


とはいえ、どうして日本でもジューンブライドと言われるようになったのか、それは
1967年~68年に、ホテル業界やブライダル業界が売り上げ向上を狙ってジューンブライドを打ち出したのがきっかけといわれています。
日本の6月は梅雨の時期で、雨が多く多湿なことに加え、当時の婚礼を挙げる施設では空調設備などが整っていなかったため、挙式をする人が少なかっようです。
そのため、ブライダル業界が6月にも挙式するカップルが増えるよう、ジューンブライドの言い伝えを広めたとされています。
とはいえ、幸せなお二人の門出となる結婚式!いつでもどんな時でも幸せになることでしょう!

余談ですが、6月の誕生石が真珠!


凛としたホワイトカラーが清純で無垢なイメージを感じさせる真珠は、古くから結婚式に欠かせないジュエリーとして愛用されてきました。
母貝に守られ、長い年月をかけ少しずつ成長していく「真珠」は、愛情と守護の象徴。
子宝・永遠・長寿・富・健康などの石言葉を持ち、安産のお守りとしても有名な真珠。
親から子へ、何代も想いを込めて受け継がれることもあり、美しさ以上の意味を持つジュエリーなんです。
また、古代ギリシャでは、結婚式でパールを身につけると生涯幸福な生活が送れると信じられていました。
また日本では、パールのネックレスは切れ目なく円を描く形から“縁を結ぶ象徴”としてお祝いごとに用いられるのです。

衣替え

四季のある日本では、古くから季節に合わせて服装選びを行う習慣があります。
これを「衣替え」と呼び、季節の変わり目で服の手入れをして、種類、量に合った最適な方法で収納をすることを現代ではさしています。
特に夏冬の季節の変わり目に衣類を改めることを「衣替え」といいます。
それではいつ衣替えをすればいいのでしょうか?
目安としては、「最高気温」だそうで、20度前後の日が続くもしくは、続かなくなったら衣替えの合図と考えるといいでしょう。
また、衣替えは1日で済ませようとせず、週末や休みの日を利用して少しずつすすめるのがおすすめです。
これは、衣替えをする衣服を虫干しし、汚れや湿気を取り除くことがとても重要だからです。
制服などについては、一般に6月1日と10月1日が「衣替え」の日となっています。
それでは衣替えがどうしてこの時期に言われるのでしょうか?これには、古来からの風習や衣類の歴史が大きく関わっています。

衣替えの由来


昔、中国の宮廷で、旧暦の4月1日と10月1日に夏服と冬服を入れ替えていました。
その風習が、日本へ平安時代頃に伝わり、室町時代から江戸時代にかけて、四季に合わせて式服を替える習慣が定着しました。
当初は、貴族社会だけの習慣で、年に2回、夏装束と冬装束に替えるだけでしたが、江戸時代の武家社会では年に4回になり、期間も着るものもそれぞれ定められていました。
旧暦ですが
●4月1日から5月4日までが袷(あわせ=裏地付きの着物)
●5月5日から8月末までは帷子(かたびら=裏地なしの単仕立ての着物
●9月1日から9月8日までの1週間程、また袷(あわせ=裏地付きの着物)
●9月9日から3月末までは綿入れ(表布と裏布の間に綿を入れた着物)
とされていました。


明治政府は洋服を役人・軍人・警察官の制服に定め、夏服と冬服の衣替えの時期も制定しました。また
明治維新により、明治6年(1873年)1月1日より新暦(太陽暦)が採用され、太陽暦6月1日 - 9月30日が夏服、10月1日から翌年5月31日が冬服となりました
やがて、これが学校制服に、次第に一般の人にも定着し、官公庁・企業・学校など制服があるところは毎年6月1日と10月1日に衣替えを行うようになりました。
ただし、日本の中でも地域によってこの衣替えの時期が異なります。
温暖な気候の南西諸島では、衣替えは毎年5月1日と11月1日に行われており、夏服・合服を着用する期間が本土より2か月ずつ長くなっています。
また逆に、寒冷な北海道では、半月ずつずれた6月15日と9月15日に衣替えをすることが多く、また出雲地方では6月初旬の出雲大社「凉殿祭」をもって衣替えとする伝統が残っています。
衣替えの時期があくまで習慣であり、強制的なものではありません。

着物の衣替え


和服では、この衣替えのしきたりが今も重要視されています。少しご紹介をしたいと思います。
着物には袷(あわせ)、単衣(ひとえ)、薄物(うすもの)などがありますが、これらは着る時期が決められています。
10月から5月に着る「袷」
袷(あわせ)は春・秋・冬季(10月から5月)に着用できる着物です。
胴裏、袖裏、裾回しなどの裏地を付けて仕立てられています。
重量感があって写真映えするため、オールシーズン着用する方も多く、最初に着物を作るときは袷にする人が多いようです。

6月と9月に着る「単衣」
単衣(ひとえ)は、表生地は袷とまったく同じで、裏地をすべて除いて仕立てた着物です。
春から夏、夏から秋へと季節が移る時期に着用します。帯や帯揚げ・帯締めなどの小物類は袷と同じものを使用します。
見た目は袷と同じですが、裏地がありません。

7月から8月に着る「薄物」
夏の暑い時期には、糸の密度を粗くして風通しをよくした布地で仕立てられた薄物を着用します。
布地は上布(じょうふ)、紗(しゃ)、絽(ろ)などがあり、裏地を付けずに仕立てることで、軽く涼しくなります。
帯、帯揚げ、帯締め、長襦袢などは薄物専用のものになります

日陰干しの大切さ


日本の6月は梅雨に入り、湿気が多い時期となります。天気のいい日にぜひ日陰干しをしてから収納されることをお勧めします。
また、これは虫よけにもなり、「虫干し」とも言われています。

学校制服の衣替え


各学校での衣替えに対するルール等がありますので、一概には言えませんが、富士宮・富士市に関しては6月1日と10月1日が衣替えの日となっています。
望幸では衣替えの時期に合わせ、各種制服を取り扱っていますので、なにかございましたらスタッフまで申し付けください。