温もりブログ
針刺し(はりさし)は、裁縫や芸で使用する針を置いておくための台です。
ピンクッション (pincushion)・針立て・針山などとも呼ばれています
皆さんが馴染みのある形ですと、針を保管するための小さなクッション状のものだと思います。全体が布でできているもの、布でできたものをバンドに縫い付け、手首に装着できるようにしているもの、 針を刺す部分のみを布でつくり、陶器や缶などに貼り付けたインテリア性の高いものなど用途によって形がいろいろあります
最近では磁石の力で針をしっかりキャッチしてくれるマグネットピンクッションという商品も販売したりしています
小さなクッション状の針刺しの中には綿が詰められているのですが、その綿は化繊の綿が入っていると思われがちです。
しかし、中に詰められた綿は脱脂しておらず、適度に油を含んでいる綿が入っています
綿の代わりに人毛やゴマやコーヒー豆などの油分をもつものを入れておくと、針が錆びないといわれているのはご存知ですか?
髪の毛は適度に油分を含んでいるということから、針の錆びを予防できるということで、お家で散髪した後の切った髪を、捨てずに針刺しの中身に再利用して作られることもあります
錆の原因としましては、空気中には酸素と水分が含まれており、これらは金属と化学反応を起こして酸化し、酸化物となります。
特に赤錆においては酸化は時間とともに内部に進行し、表面上に堆積し、やがて剥がれたり穴が空くといった現象が起きます。
酸化は酸素と水分のほか、塩化物、埃や汚れによっても促進されますので、
・雨水や潮風にさらされる環境
・湿気の多い梅雨の時期
・素手でふれる
・塩素系の洗剤、薬剤がかかる
などは、特に錆が発生しやすい条件といえます。
また、もらい錆といって、錆びていない部品が錆びている部品にふれると錆が移ることもあります。この場合はそれ自体が錆びにくい材質であっても表面に付着してしまいますので、もし針刺しに錆のあるまち針がありましたら、くしゃくしゃにしたアルミホイルで擦って錆を落とすことも出来ますが、
針の表面が剥がれてしまっていたりする場合ですと、まち針や縫い針の布通りが悪くなり無理やり使ってしまうと生地を痛めてしまう可能性もありますので、まち針や縫い針に錆が出ているようでしたら、新しく新調していただくのが良いと思います。
新調しても、もらい錆がおこってしまう場合もありますので、針刺しに刺してある針をご確認してからが良いかもしれません。
しかし、錆が出てしまっていたり、少し曲がってしまったとしても、長年使っていると愛着がわきますので、なかなか捨てることが出来ない人も多いと思います
そんな針やまち針などをお持ちの方、富士宮市や各地で毎年12月や2月に「針供養」という行事が行われていることはご存知でしょうか?
針供養(はりくよう)とは、折れてしまったり、錆びてしまったり、曲がったりして使えなくなった針を豆腐やこんにゃくなどに刺して供養する行事です。
使いにくくなってしまった針やまち針を、使わずにそのまま針山に残してしまうより、
「お疲れ様」という気持ちも込めて針供養してみませんか?
富士宮市では浅間大社にて毎年2月8日に針供養が行われています
今年も針供養に参加致しますので、ブログにてまたご紹介させて頂きますね
今回、針山についてご紹介させて頂きましたが、人毛やゴマ、コーヒー豆を使うと針が錆びにくくなるとご紹介しましたが、コーヒー豆を使った針山もご紹介させて頂きたいと思っておりますので、宜しくお願い致します。
ピンクッション (pincushion)・針立て・針山などとも呼ばれています
皆さんが馴染みのある形ですと、針を保管するための小さなクッション状のものだと思います。全体が布でできているもの、布でできたものをバンドに縫い付け、手首に装着できるようにしているもの、 針を刺す部分のみを布でつくり、陶器や缶などに貼り付けたインテリア性の高いものなど用途によって形がいろいろあります
最近では磁石の力で針をしっかりキャッチしてくれるマグネットピンクッションという商品も販売したりしています
小さなクッション状の針刺しの中には綿が詰められているのですが、その綿は化繊の綿が入っていると思われがちです。
しかし、中に詰められた綿は脱脂しておらず、適度に油を含んでいる綿が入っています
綿の代わりに人毛やゴマやコーヒー豆などの油分をもつものを入れておくと、針が錆びないといわれているのはご存知ですか?
髪の毛は適度に油分を含んでいるということから、針の錆びを予防できるということで、お家で散髪した後の切った髪を、捨てずに針刺しの中身に再利用して作られることもあります
錆の原因としましては、空気中には酸素と水分が含まれており、これらは金属と化学反応を起こして酸化し、酸化物となります。
特に赤錆においては酸化は時間とともに内部に進行し、表面上に堆積し、やがて剥がれたり穴が空くといった現象が起きます。
酸化は酸素と水分のほか、塩化物、埃や汚れによっても促進されますので、
・雨水や潮風にさらされる環境
・湿気の多い梅雨の時期
・素手でふれる
・塩素系の洗剤、薬剤がかかる
などは、特に錆が発生しやすい条件といえます。
また、もらい錆といって、錆びていない部品が錆びている部品にふれると錆が移ることもあります。この場合はそれ自体が錆びにくい材質であっても表面に付着してしまいますので、もし針刺しに錆のあるまち針がありましたら、くしゃくしゃにしたアルミホイルで擦って錆を落とすことも出来ますが、
針の表面が剥がれてしまっていたりする場合ですと、まち針や縫い針の布通りが悪くなり無理やり使ってしまうと生地を痛めてしまう可能性もありますので、まち針や縫い針に錆が出ているようでしたら、新しく新調していただくのが良いと思います。
新調しても、もらい錆がおこってしまう場合もありますので、針刺しに刺してある針をご確認してからが良いかもしれません。
しかし、錆が出てしまっていたり、少し曲がってしまったとしても、長年使っていると愛着がわきますので、なかなか捨てることが出来ない人も多いと思います
そんな針やまち針などをお持ちの方、富士宮市や各地で毎年12月や2月に「針供養」という行事が行われていることはご存知でしょうか?
針供養(はりくよう)とは、折れてしまったり、錆びてしまったり、曲がったりして使えなくなった針を豆腐やこんにゃくなどに刺して供養する行事です。
使いにくくなってしまった針やまち針を、使わずにそのまま針山に残してしまうより、
「お疲れ様」という気持ちも込めて針供養してみませんか?
富士宮市では浅間大社にて毎年2月8日に針供養が行われています
今年も針供養に参加致しますので、ブログにてまたご紹介させて頂きますね
今回、針山についてご紹介させて頂きましたが、人毛やゴマ、コーヒー豆を使うと針が錆びにくくなるとご紹介しましたが、コーヒー豆を使った針山もご紹介させて頂きたいと思っておりますので、宜しくお願い致します。