温もりブログ
今回はボビンについて深堀していきたいと思います。
なぜボビンのことを調べてみようかと思ったのか、今年に入ってミシン2台が次々と壊れました。
ミシン屋さんに持っていくと、一台はもう寿命とのこと、もう一台は電線の断線で、修理のミシンがまだたくさんあるらしくすぐには直らないとのこと
ちょっとしたモノなどを家でも作りたいと思っていたので、直線脱いとジグザグ縫いができるもの、そしてパワーがあるものと思い、みていたところ週末バーゲンでみつけた電子ミシンを即買い!
家に帰って開いてみると本当にシンプルな作りで、縫い目を変えるのもダイヤル式
以前 使っていたのがコンピュータミシンだったので、慣れるまでが心配!
でも使ってみようとまず下糸を巻こうを思ったところ、びっくりしたのがボビンケース!
中学?いや小学生以来かもしれない!
このミシン油の匂いもなつかしい
そこからです。ボビンケースにどの糸端の向きで入れたらいいのか、わからない
説明書を開いて、確認しなければできない!
しかも今まで使っていたボビンでは合わない!?ボビンって種類があるの?
ちょっとネットで調べてみようとおもったら水平釜、垂直釜って言葉が出てくる!
知らないのは私だけではないはず!というころで今回のテーマが決まりました。
ボビンとは
そもそもミシンとは、上糸で作ったループの中に下糸を通し、縫い目を作っていきます。
ボビンは下糸を巻き付ける道具です。ミシンを使う上では欠かせない道具です。
ミシンによって巻き付け方が違うので必ず糸案内を確認をしてください。
巻き取った糸がゆるみなく、また膨らんだり、凹んだりしないのが理想です。
巻き取るときに重要なのがここ!下糸巻き案内にきちっと通すこと!
ここをきちんとかけておくと、ゆるみなく巻くことができます!
詳しくは次回 ご紹介していきたいと思います!
ボビンの種類は釜のタイプで変わります!
水平釜と垂直釜って知ってますか?
家庭用のミシンのほとんどが水平釜が主流で、ミシンのテーブル面から水平にボビンをセットします。
ボビンケースが不要なこと、糸の絡みが少ないこと、また下糸の残量が一眼でわかることなど初心者にはとても扱いやすいミシンとなっているようです。
また、「自動糸調子機能」がついているミシンはこの水平釜を使っている機種が多いそうです
それでは垂直釜とはなんでしょう?
従来の家庭用ミシンの主流は垂直半回転釜式と職業用ミシンの多くが使う垂直全回転式の2種類があります。
垂直釜はボビンケースを使用し、ボビンをセットします。下糸ボビンが縦にセットされるので、上下糸で締めて縫い目を作り、縫い合わせるので縫い目が安定します。
自分のミシンが全回転なのか半回転なのか それによってもボビンケースが変わってきますし、ボビンも変わってきます。
必ず何をつかっているのかを確認することが大切です
「下糸の調節はボビンケースのネジを回すことによって糸調子を変えることができます。
ただし、糸調子は下糸調子を基準にして、上糸の調子をとる」のが原則です!
垂直半回転釜式と垂直全回転式 ボビンケースでの下糸調節の仕方!
私も自分の娘がダンスをやっていたために、手縫いなどで裾上げをしたりとかすることが多くて、それこそスパンコールを縫い付けることもあり、強度なども必要なのでお店のスタッフに相談をして、縫いやすいミシン糸を紹介してもらっていました!
そのミシン糸をこの間、新しく購入したボビンケースを使うミシンをマスク作りの時に使ったんです。
なんか、上糸と下糸のバランスが悪い!なんでだろう・・・なんかつれている気がする
しかもそのそのミシン ボビンケースを使うミシンで、自動調節機能などもちろんありません。
よくよくみてみるとそのミシン糸は40番
ボビンケースは60番の糸を縫うように調節していたんです!それではやはり微妙に調節がくるう。
60番に糸をかえると本当に綺麗に縫えるんです!
無知はこわい!ちゃんとした知識をもってやれば簡単ってことですよね
それではボビンケースをご紹介します!
ミシン油がついたボビンケース!懐かしいですね
ボビンケースについているネジを回すことによって下糸の調節を行います
時計回りに回すと締まり、反時計回りに回すと緩みます
ボビンは写真のように、ボビンケースのツノをもち、巻いた糸が右回りになるようにボビンケースにセットします。
糸をかけて、ボビンケースの切り溝に沿って糸を通し、T字型の穴から糸を出します
糸を引っ張った時に、ボビンが反対方向に回っているかを確認しながら10cmくらいだしてセットします!
下糸の調節!
糸の端を持ち、ボビンケースから手を離して下方向に振った時にゆっくりと動いて止まる(5~10㎝くらい)を基本とします。
落ちない時はねじをゆるめます
落ちすぎる時はネジを閉めます
垂直釜のミシンは
下糸を調整する→上糸を調整するの順序で調整していきます!
水平釜とは!
言葉で説明するより写真をみてもらったほうがわかりやすいでしょう!
ボビンケースがなく、内釜にそのままボビンをセットします!
水平釜の搭載されているミシンのほとんどが「自動糸調節」がついています。
ということは、糸調節に悩むことはありません!!
ボビンを入れる方向を確認し、糸を出す方向を間違えずに入れて下さい
どうですか?
たぶんお手持ちのミシンをみて、なんでここにボビンがあるのか・・・理解されたと思います!
それでは続いて ボビンの種類をご紹介していきましょう
ボビンにもいくつか種類があります!
ミシンのメーカーによっても、ボビンケースを使用するミシンによっても違ってきます!
家庭用のミシンの場合は H-1型、H-2型、H-3型 と大きく3種類に分かれています。
主な違いはボビンの厚さです。
望幸の店頭ではスタッフが作ったPOPでご案内していると思います。ご覧になったことございますか?
H-1型
半回転ボビンケースにも適応しています。
ボビンの直径 20.5mm 内径は6.2mm 高さが11.5 mmとなっています
ジューキ、ジャノメ、トヨタ、ブラザー(一部)、シンガー(モナミタイプ以外)
H-2型
全回転ボビンケースを使用するミシンにも適応しています
ボビンの直径 21mm 内径は6.0mm高さが9.2mmとなっています
ブラザーの水平釜内蔵のミシンにも使用可能
H-3型
シンガーのモナミタイプ専用!
ボビンの直径 20.3mm 内径は6.2mm高さが10.5mmとなっています
トヨタの水平釜内蔵のミシンにも使用できる機種があります!
わからないことや疑問がございましたらぜひスタッフにお声をかけてください!
こうやってきちんとみなければ知らないことが多いですよね
どれがあっているのか、自分のミシンにはあっているのか 少しづつ理解していけばもっと手芸がしやすくなりますね!
次回は下糸の巻き方をご紹介していきます!