温もりブログ
こんにちは望幸服地部です。
先日の日曜日は父の日でしたがみなさんは何をプレゼントしました か?
せっかくの父の日なので、何か作ろうかと思っていたのですが、、 、、。
来年は再チャレンジしたいと思います。
さて、少し前にチャコペンの話をさせて頂いたのですが、 今回はまち針についてお話しさせて頂きます。
待ち針は、
縫い合わせの印や、縫い止まりの印などを指して標針。
定かではないですが、俗説では平安期の美人、 小野小町に由来するという話がある小町針。
英語圏ではマーキングピン、 玉付きのピンをベリーピンまたはドレスメーカーピン
など、色々な呼び方があります。
そんなまち針ですが、和裁・ 洋裁の道具の中でも地味な存在と思われがち。
でも縁の下の力持ち的な存在で、なくてはならない道具です。
布を縫い合わせる時に縫い合わせがずれてしまわない様に、 縫い合わせる位置を固定する作業に使いますので、 この作業を疎かにしてしまうと、 出来上がりに影響してしまいます。
そんな待ち針ですが、色んな種類がありますので、 ごく一部ですが、 当店で取扱いのある待ち針をいくつかご紹介させて頂きます。
まずはこちら
クロバーさんのセルまち針の普通地用です。
こちらは木綿・麻・ ウールなどの普通地の仮止めにお使い頂けます。
針の頭部の表裏が淡色と濃色なので、 色の濃い生地や色の薄い生地のどちらに使ってもまち針が分かりや すいです。
昔は和裁用のまち針と言われていたようですが、 今では和裁用という区別はなくなりましたと、 取引のある問屋さんから聞きました。
セルとは、カシミアやアンゴラ、サマーウールのような、梳毛( そもう)糸で織った、あや織りの毛織物で、
今で言う、紳士スーツ地や、制服などに使われている生地です。
オランダ語のSerge(サージ)を、 英語でセルと読むことから、セルまち針と呼ばれています。
そんなセルまち針が和裁用と言われていたのは、 頭部が球体のまち針と違い頭部が平たいので、 まち針をしたまま生地を畳んでもかさばらないからだそうです。
学生さんが家庭科の授業で使う裁縫箱の中にも良く使われてますが 、手芸のメーカーに伺ったところ、 頭部が球体のまち針に比べて使用したときにかさばらなかったり、 パッケージなどのコスト的な理由でセルまち針が使われているそう です。
しかし、 最近のソーイングセットにはまち針が一緒に入っていないものもあ るそうなので、もしソーイングセットのご購入をお考えの方は、 まち針がセットに入っているかどうかチェックした方が良いかもし れません。
続きましてこちら、クロバーさんの
ディスク待針<耐熱>普通地用です。
セルまち針と違い、頭が耐熱ガラスなので、 まち針をしたままアイロンをしても安心です。
ステンレス製なので錆びにくいですし、針が少し長めなので、 はずれにくいです。
頭の部分が赤・オレンジ・青・黄色のカラフルな4色なので、 使う生地によって使いやすい色でお使い頂けます。
まち針の本数が人目で確認できる収納ホルダー付きなので、 まち針の取り忘れを確認するのに最適です。
次はこちら、クロバーさんの
マーブル待針 薄地~普通地用です。
なんと言っても耐熱ガラスのマーブル模様が可愛いです。
薄地にも使えるということもあり、 ディスク待ち針に比べて少し細い針になります。なので、 まち針を抜いた跡が目立ちにくく、滑らかに通ります。
細いから使うの心配、、、 と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、 安心してください。針先が縫い針と同じく鋼製なので、 鋭いのに丈夫なんです。
同じく鋼製のクロバーさんの
シルク待針<耐熱>です。
針先はマーブル待針と同様鋼製なので鋭くて丈夫です。
しかし、こちらはシルク用ということもあり、 繊細な生地でも傷めにくく、布通りが良いまち針です。
頭が小さいので、ミシンでの作業でも邪魔になりません。
次に、こちらは最近使われている方が多いかもしれません。
クロバーさんの仮止めクリップ<ミニ>です。
なんと言ってもポイントとしましては、
針を使うと穴を開けてしまうような
ラミネート生地(ビニールコーティング)
合皮・ 本革などのまち針で止めにくい生地の仮止めに活躍してくれます。 そして、普通地や薄地もピンポイントではさめるところです。
開口部には4つの突起があるので、 針が抜け落ちやすいチュールやオーガンジーなどの薄地素材もしっ かりくわえてくれます。
開口部は最大8mmと大きく開くので、 ニット地やロックミシンソーイングにも使えます。
洗濯ばさみでも良いんじゃない?
と言われる方もいらっしゃいますが、
こちらの仮止めクリップは、 洗濯ばさみと違って台座部分がフラットになっていますので、 洗濯ばさみを使用するとどうしても生地が浮いてしまうのですが、 こちらを使えば、 ミシンに使う際には生地が浮きにくいので布送りしやすいです。
こちらのクリップはミニタイプに比べると広幅になります。
ミニタイプよりも開口部が広く(最大10mm)開きますので、 厚地やファスナー、ふちどりテープの仮止め、 生地が重なって厚くなってる部分に活躍してくれますので、 使う用途によって使い分けるのも良いかもしれません。
最後にもう1つ紹介させて下さい
こちらはあまり知られていないかもしれません。
ベンリーさんの仮止めピンです。
まち針が使えない場所や素材の仮止めということでは仮止めクリッ プと似ているのですが、
こちらの商品は、バックを縫うときに、 ずれてしまいがちなバックの持ち手を付ける時、 ピンで固定出来るので位置がずれずに固定出来るんです。
握りやすく、すべりにくい樹脂グリップで、 取り外しはピアスの様に軽く引っ張るだけなので簡単です。
持ち手を付ける作業のお供に使ってみて下さい
ただ、1つ難点をあげるとしたら、
革のバックに持ち手を固定する際に、 固定してから持ち手を付ける場所を変更すると、 ピンを固定した部分に穴が空いてしまいますので、 固定する際には場所をしっかり決めてから固定することをオススメ します。
今回も少し長くなりましたが、 望幸に取扱いのある商品を一部ご紹介させて頂きました。
ご興味ありましたら是非お手にとってみて下さい。
先日の日曜日は父の日でしたがみなさんは何をプレゼントしました
せっかくの父の日なので、何か作ろうかと思っていたのですが、、
来年は再チャレンジしたいと思います。
さて、少し前にチャコペンの話をさせて頂いたのですが、
待ち針は、
縫い合わせの印や、縫い止まりの印などを指して標針。
定かではないですが、俗説では平安期の美人、
英語圏ではマーキングピン、
など、色々な呼び方があります。
そんなまち針ですが、和裁・
でも縁の下の力持ち的な存在で、なくてはならない道具です。
布を縫い合わせる時に縫い合わせがずれてしまわない様に、
そんな待ち針ですが、色んな種類がありますので、
まずはこちら
クロバーさんのセルまち針の普通地用です。
こちらは木綿・麻・
針の頭部の表裏が淡色と濃色なので、
昔は和裁用のまち針と言われていたようですが、
セルとは、カシミアやアンゴラ、サマーウールのような、梳毛(
今で言う、紳士スーツ地や、制服などに使われている生地です。
オランダ語のSerge(サージ)を、
そんなセルまち針が和裁用と言われていたのは、
学生さんが家庭科の授業で使う裁縫箱の中にも良く使われてますが
しかし、
続きましてこちら、クロバーさんの
ディスク待針<耐熱>普通地用です。
セルまち針と違い、頭が耐熱ガラスなので、
ステンレス製なので錆びにくいですし、針が少し長めなので、
頭の部分が赤・オレンジ・青・黄色のカラフルな4色なので、
まち針の本数が人目で確認できる収納ホルダー付きなので、
次はこちら、クロバーさんの
マーブル待針 薄地~普通地用です。
なんと言っても耐熱ガラスのマーブル模様が可愛いです。
薄地にも使えるということもあり、
細いから使うの心配、、、
同じく鋼製のクロバーさんの
シルク待針<耐熱>です。
針先はマーブル待針と同様鋼製なので鋭くて丈夫です。
しかし、こちらはシルク用ということもあり、
頭が小さいので、ミシンでの作業でも邪魔になりません。
次に、こちらは最近使われている方が多いかもしれません。
クロバーさんの仮止めクリップ<ミニ>です。
なんと言ってもポイントとしましては、
針を使うと穴を開けてしまうような
ラミネート生地(ビニールコーティング)
合皮・
開口部には4つの突起があるので、
開口部は最大8mmと大きく開くので、
洗濯ばさみでも良いんじゃない?
と言われる方もいらっしゃいますが、
こちらの仮止めクリップは、
こちらのクリップはミニタイプに比べると広幅になります。
ミニタイプよりも開口部が広く(最大10mm)開きますので、
最後にもう1つ紹介させて下さい
こちらはあまり知られていないかもしれません。
ベンリーさんの仮止めピンです。
まち針が使えない場所や素材の仮止めということでは仮止めクリッ
こちらの商品は、バックを縫うときに、
握りやすく、すべりにくい樹脂グリップで、
持ち手を付ける作業のお供に使ってみて下さい
ただ、1つ難点をあげるとしたら、
革のバックに持ち手を固定する際に、
今回も少し長くなりましたが、
ご興味ありましたら是非お手にとってみて下さい。
タグ: クロバー 待ち針.ソーイング.望幸