温もりブログ
上糸と下糸のバランスが悪い!縫い目が釣ってしまう!糸が切れてしまう!うまく縫えないなどと思ったことありませんか?
なにをしてもうまくいかない!自動調節機能をつかってもなんだかうまくいかなくて・・・
トラブルの原因には生地に対してミシン糸や針があっていないことが多々あります。
ミシンの針とミシン糸 そして生地の種類には切っても切れない関係があるんです!
ミシンの糸とミシンの針は、生地の厚さに合わせて、薄い生地には細い糸と針、厚みのある生地には太い糸と針を使うのが基本です。
ここでこのような生地を扱うときにはこの太さの針と糸を使うことをまとめていきたいと思います。
望幸の店頭で聞いていただければスタッフが生地にあった糸と針をご紹介いたしますので、ぜひお声かけをしてください!
以前、温もりブログでもミシン糸のお話とミシン針の小話を掲載させていただきました。
今回はもう少し掘り下げてお話したいと思います。
以前の記事はこちらから
楽してソーイング!ミシン糸編 全国的にも品薄状態な60番のミシン糸!絹糸を代用しても!ちょっとした糸のお話です
◎ミシン糸の選び方
よく60番の糸とか聞くことがあります。ミシンの糸の太さは用途によって使い分けができるようにサイズがいろいろあるんです。それらは8番から120番の番号で表しているんです。望幸では20番から90番を取り扱っています。
番号が大きくなるにつけ薄い生地向け、番号が小さくなるほど厚い生地向けです。一般的によく使われる糸の太さは90番60番30番が多いです。
細い ← 90番 ~ 60番 ~ 30番 → 太い
糸の素材としては、綿糸・絹糸・合成繊維(ポリエステルやナイロン)などがありますが、今 主流として使われているのが強度や色の種類などでポリエステル糸が使われています。
お店でよく見ていただけるのが「FUJIX(フジックス)さんの シャッペスパン#60」かと思います。
伸びるニット生地には伸縮性のあるナイロン糸(50番)と専用の針(私は11番の針でそのまま縫ってしまっていますが)、デニムなどを厚手の生地を縫うときには30番の糸と16番の針かデニム。キャンパスなどはデニム用の専用の針を使うとよりいっそうできあがりがきれいにできます。
実はこのデニム用の糸は普通のミシン針と形状が違うのです。
デニムの針は糸穴から先端の先に向かって細くなっているんです。いわゆる先端の形状がデニムの針のようがよりシャープになっているんです。
これはデニムや帆布など織が大きいものに対して、針が通りやすくなっているんです。
楽してソーイング!ミシン糸編 全国的にも品薄状態な60番のミシン糸!絹糸を代用しても!ちょっとした糸のお話です
◎ミシン針の選び方
以前のブログで、家庭用のミシンと職業用のミシンでは針から違うことを形状を含めてお話をしました!
家庭用のミシンの針には「HA ×」と型番が付いていますので、必ず確認して購入してくださいね
ミシン針にも、ミシン糸と同じように番号で太さを表しています。
ただし、ミシン糸とは逆で番号が大きくなるにつけ針が太くなり厚い生地向きとなり、小さくなるほど針が細くなり薄い生地向きとなります。
それではミシン糸とミシン針の基本的な組み合わせはこの3種類を抑えるといいでしょう。
◎薄地を縫うときのミシン糸と針(ハンカチ程度の厚み)
ミシン糸90番 ミシン針 9号
◎普通地を縫うときのミシン糸と針(木綿やワイシャツ程度の厚み)
ミシン糸60番 ミシン針 11号
◎厚地を縫うときのミシン糸と針(デニム程度の厚み)
ミシン糸30番か60番 ミシン針 14号か16号
初心者の方やミシンを久しぶりに動かした方などは60番の糸と11番のミシン針を用意しておくといいと思います
糸が切れてしまう。。それなぜ?
よく「上糸が切れてしまう!なぜかわからない」というお話を聞きます。
その時にはちょっと確認をしてみてください。
針穴の近くに傷があったり、糸の太さにあった針を使わないと、上糸が切れてしまいます。
特に針よりも太い糸を使った場合には摩擦なので切れてしまうのです。
また絹のミシンを使うからと言って、針を細いものを使ってはだめです。
絹糸は細く見えるのですが、番手にあった針を使います。
絹糸のミシン糸は番手は50番なので、針は11番を使って縫わないと、縫っている時に糸が擦れて切れやすくなってしまうことがあります。
◎ミシン糸の色
最後にミシン糸の色についてお話します。
基本は「糸の縫い目が目立たない色」を選んでいくことと言われています。
ステッチの様にわざと目立たせたい!縫い目を目立たなくさせたいときは生地と同じような色を選ぶなどミシン糸を選んでいくうえで正解はないのです。自分の好みや感性で選んでみるのもハンドメイドの楽しみかもしれませんね
色目の薄い生地を選ぶ時には同じ色合いで、生地よりも少し薄い色の糸を選び、反対に色の濃い生地を選ぶと生地は同じ色合いで、生地よりも少し濃いめの糸を選ぶと合わせやすいです。
また、柄の入った生地では柄の中の1色を選ぶとなじみやすいといわれています。
やはりよくハンドメイドをされるお客様にお聞きすると「生成」の糸を1本持っていると便利だということです。
また、細い糸で縫う時には縫い目を細かく短めに、太い糸で縫う時には縫い目は荒めに長くすると仕上がりが綺麗になるそうです。
どうでしたか?
しらないこと満載ではなかったでしょうか?
私もお店に行き、一つ一つの商品を手に取り、知識を紐づいていきました!
次回はなにを深堀しようか 今から楽しみです!