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静岡県富士宮市を中心に手作りの温もりを大切にする、布と学生服の店|望幸

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温もりブログ

干支に猫がある国もあるんです
2018年07月23日 干支  手作り小物 
まだ8月だというのに来年の話をするのは鬼が笑うかもしれませんが、来年の干支はなにかご存じでしょうか?
今年が戌でしたので、来年は『亥』です。
猪なのに亥、鼠なのに子というように干支と動物の漢字が違う干支もありますが、そもそも十二支の漢字には元々動物の意味はなく、ただの順序や方角を示す符号でしかなかったそうです。
しかしそれでは昔の一般的な庶民に教えるのに子・丑・寅・卯などでは覚えにくいということで、関連付けて覚えやすくしたそうです。
干支はもともと天文学が発達していた中国で12ヶ月の順序を示す為の符号として生まれ、その後中国の戦国時代(紀元前403年~221年)の頃に誰にでも覚えやすいように動物の名をあてて呼ばれるようになり、広く知られるようになったと言われています。アジア圏のみでなく、実はヨーロッパやロシア圏にも十二支があるのですが、この原因はまず何より十二支を使い始めた中国がシルクロードを通じて多くの国と交易があったことではないでしょうか。
しかし、国によって動物が微妙にちがうので、ご紹介させて頂きます。
チベット・タイ・ベラルーシは、日本でいう『兎』が『猫』、『亥』が『豚』。
ベトナムは、日本でいう『兎』が『猫』、『亥』が『豚』、それに加えて『丑』が『水牛』、『羊』が『山羊』。
モンゴルは、『寅』が『豹』。
ブルガリアは、『寅』が『猫』。
インドは、『酉』が『ガルーダ』。
フィンランドは、『卯』が『カニ』。
トルコは、『龍』が『龍・魚』の2種類のバージョンがあり、『寅』が『豹』。

ご存じでしたか?猫が干支に含まれている国が沢山あるのです。寅が猫や豹になってるので猫科つながりかと思いきや、兎がカニ、、?とお思いでしょうが、フィンランドでは兎のことを〔kani(カニ)〕と言うそうなので、蟹ではなく兎ではないかと思います。余談ですが、狼のことを〔sushi(スシ)〕と言うそうですよ。

来年の干支は豚としているところも多いので、豚のモチーフも良いかもしれません。

色々と干支の話をさせて頂いておりますが、お正月などで干支のモチーフを玄関や居間などに飾る方もいらっしゃると思います。望幸にいらっしゃるお客様の中には毎年干支の飾りを作ってらっしゃる方もおります。そんな望幸では干支のキットの第1弾としまして、オリムパスさんより発売になっております「福袋 ブー太」が入荷しております。
最初にブー太という名前をみて、猪なのにブー太、、、?と思っていましたが、今では納得です(笑)。
ぬいぐるみなので、難しそうと思われる方もいらっしゃると思いますが、作り方がとにかく丁寧に書いてあるので初心者の自分でも作ることが出来ました。パーツを縫う度に縫うのが楽しくなって、作り方にここまで縫って下さいと書いてあるところを通り越して縫ってしまったりしたので、何度か縫い直したりしましたが(その度に糸をほどいてくれた人達ありがとう)、ブー太のベースがオリムパスさんの先染めの生地で縫いやすかったのが楽しくなった一因です(笑)。

ただ、型紙を生地に写す際に気をつけて頂きたいのがチャコです。
少し前にブログに楽してソーイングのチャコペン編にて紹介させて頂いたクロバーさんの水性チャコペンを使用したのですが、使用する色にご注意下さい。
ピンクや紫は自然に約2日から10日くらいで消えていくという商品なのですが、ここ最近気温が高いせいか書いた次の日には消えかけてしまう場合があります。ちなみに私は、ピンクを使用して型紙を生地に写し、翌日から裁断しようと思っていましたが、翌日には線が消えかけてしまいもう一度ブルーで書き直すという事態に、、、。少しずつ進めていきたい方は、チャコペル(チャコペンシル)で型紙を写すことをオススメします。

これから年末にかけて色んなところで干支の気配がチラリと見かけることかと思います。玄関や居間などに置く干支のモチーフのものをお買い求めになる方もいらっしゃると思いますが、その選択肢の中に「自分で作ったブー太」も是非。

タグ: 干支  ソーイング  キット  いのしし